PPG、シリカ製品事業をQEMETICAに売却する契約を締結 

PPG(NYSE: PPG)は、塗料、コーティング、特殊材料のグローバルリーダーとして、シリカ製品事業を約3億1,000万ドルの税引前収益でポーランド・ワルシャワに拠点を置く企業です。このたび、PPGは、QEMETICA S.A.に売却する最終契約を締結したと発表しました。取引の完了は2024年第4四半期を予定しており、通常の取引完了条件に従うものです。この取引は、2024年1月9日に初めて発表されたPPGの戦略的選択肢の評価結果に基づくものです。PPGの財務顧問はMorgan Stanley & Co. LLC、法務顧問はHogan Lovellsが務めました。

PPGのシリカ製品事業は、世界中の主要企業に対して性能向上添加剤として沈殿シリカ製品を製造・供給しています。2023年には、シリカ製品事業はPPGの総売上高の1〜2%を占めました。この取引には、ルイジアナ州レイクチャールズとオランダのデルフジルにあるPPGの沈殿シリカ製造施設が含まれます。さらに、QEMETICAはオハイオ州バーバートンとペンシルベニア州モノローヴィルにあるPPGのシリカ製造および研究開発拠点をリースする予定です。シリカ製品事業には約400人の従業員が従事しています。

QEMETICAは、中央ヨーロッパにおける有力な化学製造企業であり、ソーダ灰、真空塩、シリケートの欧州最大級の生産能力を誇ります。同社の成長戦略は、戦略的買収と欧州外への事業拡大を通じてグローバルなプレゼンスを構築し、ポートフォリオの多様化と新市場への進出を目指しています。

https://www.pudaily.com/Home/NewsDetails/50329

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