BASFは、ルートヴィヒスハーフェンの拠点におけるアジピン酸、シクロドデカノン(CDon)、およびシクロペンタノン(CPon)の生産を終了することを発表しました。CDonとCPonの生産プラントは2025年上半期に閉鎖され、残りのアジピン酸生産も2025年中に終了します。この決定は、変化する市場環境に対応して競争力を維持するために、ルートヴィヒスハーフェン拠点での生産体制を戦略的に見直した結果の一環です。
アジピン酸の生産能力は、2023年2月に発表されたルートヴィヒスハーフェン拠点の「Verbund」構造調整の一環としてすでに削減されていました。残りのアジピン酸生産は、CDonとCPonの製造に必要な原料供給を確保するために部分的に継続されていましたが、BASFは顧客との緊密な調整のもと、これらの化学物質の供給を停止します。