MCG、ポリカーボネートジオールのバイオマス含有率を向上

三菱ケミカルグループ(MCGグループ)は、バイオマス由来のポリカーボネートジオール「BENEBiOL™」のバイオマス含有率を向上させた新グレードを発表しました。同社は、2024年10月29日から31日まで幕張メッセで開催される第4回サステナブルマテリアル展において、これらの新グレードをパネル展示する予定です。

MCGグループが開発したBENEBiOL™は、同種としては世界初のバイオマス由来ポリカーボネートジオールであり、主にポリウレタン樹脂の主要原料として使用されています。

従来の石油由来製品と比較して、バイオマス成分の使用により、柔軟性を犠牲にすることなく、化学耐性や汚れ耐性、独特の触感など、ポリウレタン樹脂に優れた機能を付与できます。これらの樹脂は、自動車、家具、アウトドア製品用の塗料やコーティング材、さらに合成および人工皮革に使用されています。

既存のBENEBiOL™グレードのバイオマス含有率は主に20~50%でしたが、新しいHSSおよびNLDSグレードでは、80%以上のバイオマス含有率を達成しました。さらに、従来の石油由来グレードの一部がバイオマスに切り替えられ(NLSグレード)、BENEBiOL™製品全体でバイオグレードを提供できるようになりました。

高品質な機能を維持しながらバイオマス由来原料への移行を進めることで、顧客の持続可能な製造への取り組みに貢献します。

https://www.pudaily.com/Home/NewsDetails/51649

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