BASFとAM Green B.V.は、再生可能エネルギーを専用利用して製造される低炭素化学品およびその対応するバリューチェーンに関する事業機会を共同で評価・開発するための覚書(MoU)を締結しました。この合意は、2024年のアジア太平洋ドイツビジネス会議がインド・ニューデリーで開催された際に、BASF SE取締役会会長のDr. Markus Kamieth氏とAM Greenグループ社長のMahesh Kolli氏によって署名されました。
このMoUのもと、BASFとAM Greenは、インドでの低炭素化学品の生産に関する実現可能性調査を共同で実施し、潜在的な技術の評価を行う予定です。また、AM Greenの複数の工場で再生可能エネルギーを利用して年間10万トンのアンモニアを生産し、それをBASFに供給するという非拘束的な意向書も含まれています。
このアンモニアは、EUの再生可能エネルギー指令(RED III)で定義される非生物起源の再生可能燃料(RFNBO)の基準を満たすものとなります。AM Greenのいくつかの施設はすでにCertifHyTMの自主認証スキームによるRFNBO基準の予備認証を取得しており、その他の施設の予備認証も進行中です。