EU、中国・台湾・タイからのエポキシ樹脂輸入に対して暫定的な反ダンピング関税を提案

欧州委員会は、中国、台湾、タイからのエポキシ樹脂輸入に対して暫定的な反ダンピング関税を課すことを発表しました。公式声明によると、韓国の生産者は今回の関税提案から除外されています。

この決定は、2023年7月1日に開始された調査を受けたもので、欧州メーカーが、特に中国、韓国、台湾、タイのアジア諸国の輸出業者がエポキシ樹脂を不当に低価格で販売し、欧州の競争力を損ねていると訴えたことに端を発します。調査の結果、韓国企業についてはダンピング行為が認められなかったとされています。

提案されている関税率は地域ごとに異なり、中国の生産者には24.2%〜40.8%、タイの生産者には32.1%、台湾の生産者には10.8%〜11%の関税が課される見通しです。

市場関係者は、今回のEUの措置が市場に与える影響を慎重に見極めています。ある韓国の生産者は、「このニュースに対する市場の反応を収集しているところだ。欧州市場においては間違いなくプラス材料だ」とコメントしました。

この暫定関税は、不公正な貿易慣行から欧州の国内産業を保護するためのEUの取り組みの一環です。最終的な反ダンピング措置の決定は、今後数か月以内に下される予定です。

https://www.pudaily.com/Home/NewsDetails/53884

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