ドイツの化学大手BASFは、2024年の売上が減少したにもかかわらず、利益がわずかに増加したことを2025年3月1日に発表した暫定的な財務結果で明らかにしました。
2024年、BASFの売上高は653億ユーロ(679億米ドル)に減少しましたが、特別項目を除くEBITDA(利子・税金・償却前利益)は77億ユーロから79億ユーロへと微増しました。
これは、BASFグループ全体で特別項目を除くEBITDAが2%増加したことを反映しています。
昨年発表されたコスト削減プログラムの一環として、BASFは2026年末までに年間21億ユーロの削減を目指しており、これに伴い2024年には一部の工場で生産を停止し、人員削減を行いました。
2025年については、BASFは特別項目を除くEBITDAがさらに増加し、80億〜84億ユーロに達するとの見通しを示しています。