2025年7月23日、BASF Intertrade AG(「BASF」)とAltaGas Ltd.(「AltaGas」)は、AltaGasとRoyal VopakのRidley Island Energy Export Facility(「REEF」)を通じて2027年より開始するブタン供給に関する長期商業契約を締結しました。REEFはカナダ・ブリティッシュコロンビア州リドリー島で建設中の大規模オープンアクセス液化石油ガス・バルク液体ターミナルで、鉄道および海上輸送インフラを完備しています。REEFは2026年末までに完成予定です。
この契約は、AltaGasが2025年第1四半期の業績発表で事前に発表していたもので、同社のグローバル輸出事業のリスク低減に向けたさらなる前進を示すものです。この契約により、広範なグローバル事業と強力な長期成長計画を持つA格付けの投資適格企業であるBASFがAltaGasの下流顧客基盤に加わり、同社の顧客多様化が進みます。BASFは、70を超えるカナダの生産者やアグリゲーター、そしてアジアの下流顧客から成る広範な顧客基盤に加わり、彼らはAltaGasのオープンアクセス型輸出ターミナルを利用して最適な事業成果を得ています。この契約は2027年に開始予定であり、AltaGasの西海岸LPG輸出基盤の戦略的価値を改めて裏付けるものです。契約によりBASFはカナダ西部からの競争力があり信頼できるブタンにアクセスできるようになり、主にアジアで拡大するBASFの生産拠点の原料として使用されます。
このパートナーシップはBASFのクラッカー原料ポートフォリオを多様化し、世界有数のエネルギー生産地域であるカナダと、世界で最も需要が拡大しているアジア地域とのつながりを強化します。この契約により、アジアへのリードタイムが短縮され、信頼性の高い輸送供給が可能になります。