2025年10月27日Dowは、テキサス州フリーポートにある同社のイソシアネート製造施設が、国際持続可能性および炭素認証（ISCC）PLUS認証を取得したことを発表しました。この認証は、検証されたサプライチェーンの透明性をもって、北米地域のお客様へのより持続可能な生産と製品提供を推進するというDowの継続的なコミットメントを強化するものです。
Dowの新しい認証により、フリーポート施設で生産されるすべてのイソシアネート製品が、マスバランスを通じてDowのEcolibrium™ポートフォリオからのバイオベース材料を含む形で提供可能になります。これは、統合された製造プロセスの初期段階でバイオサーキュラー材料に基づく代替原料を使用することで実現されます。その結果、顧客は製品の品質に影響を受けることなく、持続可能性のメリットが向上し、炭素排出量が削減された材料を入手できます。
イソシアネート製品を持続可能な特性で拡大
革新的な技術を適用することで、以下のより持続可能な製品が北米で提供され、Ecolibrium™バイオサーキュラー材料を特徴とするマスバランスを通じてISCC PLUSによって認証されます。
- PAPI™ 580N REN ポリマーMDI：ポリイソ断熱ボードおよび断熱金属パネル用
- PAPI™ 23 REN：家具およびマットレスフォーム用
- SPECFLEX™ NES 1540 REN：自動車の騒音、振動、ハーシュネス（NVH）ソリューション用
- ISONATE™ 143L REN 変性MDI：コーティング、接着剤、シーラント、エラストマー配合用
フリーポートMDIコンプレックスの最近の認証は、北米地域で他の代替原料が利用可能になるにつれて、長期的に当社の提供を拡大する機会を提供します。例えば、ヨーロッパでは、マスバランスによってサーキュラー材料が帰属する製品を提供するために、化石ベースの原料を自動車産業からの廃棄物で置き換えています。
この供給は、2024年に達成された当社のポリオール拠点の認証を補完するものです。ISCCは、完全にトレーサブルで、環境的、社会的、経済的に持続可能なサプライチェーンのための世界をリードする国際的な認証基準です。この検証は、マスバランスアプローチを通じて代替原料の追跡を認定します。
