Monument Chemical、回収したCO2からPoly-CO2ポリオールを発売

Monumentは2025年11月、ケンタッキー州ブランデンバーグの製造施設で、再生可能炭素を原料とするポリオールの米国初の生産を開始しました。この新しい製品ラインであるポリカーボネートエーテル(PCE)ポリオールは、Econic Technologiesのプロセスに基づいており、化石ベースの原料を回収したCO2に置き換え、地球温暖化係数を20〜30%削減します。

Poly-CO2と名付けられたMonumentの新しいPCEポリオールラインは、家具やマットレス、自動車部品、アパレルや履物、コーティング剤、接着剤、シーラント、エラストマー向けの高性能ポリウレタンの製造に使用できます。分子レベルで炭素を組み込むことで、フォームからフレイムラミネーション、接着剤、エラストマーに至るまで、幅広いポリウレタン用途に性能上の利点をもたらすことができます。たとえば、Poly-CO2は、マットレスフォームの弾力性や、コーティング剤の耐久性を向上させることができます。

Poly-CO2ポリオールには、いくつかの環境上の利点もあります。最終製品の炭素フットプリントを削減することに加えて、炭素を大気中に出さずに使用し続けることで、企業が循環性を目指して設計することを可能にします。さらに、リサイクルおよびバイオベースのポリオールと単独または一緒に使用でき、新しいリサイクルシステムとも互換性があります。Econic独自の再生可能炭素技術のおかげで、Poly-CO2製品は、他のCO2ベース製品に見られることがある配合、加工、保管、取り扱いに関するいくつかの課題を克服しています。たとえば、フォームメーカーは、従来のポリエーテルおよびポリエステルポリオールで使用されているのと同じ標準的な界面活性剤や触媒を使い続けることができます。さらに、Poly-CO2では、二酸化炭素がポリマーの主鎖に沿ってより均一に分布し、性能、品質、および安定性を確保します。

この新しい製品ラインはパイロットスケールで発売され、今後数年間で商業スケール生産が市場に投入される予定です。

https://www.pudaily.com/Home/NewsDetails/60399

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