2022年3月21日 – BASF社は、浙江省のREEF Technologyと、自動車、包装、消費者産業で使用される用途に向けたリサイクル材の開発について戦略的協力協定を締結した。
REEF Technologyは、仏ヴェオリアグループの中国における関連会社の子会社で、ハイエンドエンジニアリングプラスチック改質材料(再生ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、ABS、ポリアミド)の研究開発と生産に注力している。
BASF社は協定により、最近発売された「IrgaCycle™」添加剤を提供するとともに、BASFの試験設備で行われるリサイクルポリマーフォーミュレーションの技術コンサルティングとサポートを提供することになる。
IrgaCycle™は、包装、自動車・モビリティ、建築・建設などの分野にて、再生樹脂における加工性の制限、長期熱安定性の低さ、屋外風化に対する保護の不足などに関連した品質問題に対処した機能を有している。
これにより、プラスチック循環の実現に加え、耐久性の向上、廃棄物の削減、省エネルギー、排出量の削減、生物多様性の促進など、再生樹脂事業の発展が見込まれる。