シェル社(英・ロンドン)は、オランダのモアキークにあるエチレンとプロピレンのクラッカーを技術的な問題で停止したとのこと。
また、この停止がいつまで続くのか、また、生産停止が宣言されるのかどうかについても不明なままである。
中間体市場の逼迫を考えると、今回の生産停止はシェル社にとって不都合なタイミングであり、今後、C2(エチレン)、C3(プロピレン)、スチレンの価格交渉に影響を与える可能性が高い。
市場関係者は、市場の逼迫とウクライナ戦争による不確実性から、4月のC2およびC3価格は最大300ユーロ/トンまで跳ね上がると予想している。