BASF:韓国の2拠点でアジピン酸、PA6.6、MDI、TDIでISCC+認証を取得

BASFのモノマー部門は、2023年2月に意欲的な持続可能性ロードマップを発表しました。その中で、このたびアジアの2つの製造拠点がISCC+認証を取得たことが判明しました。この認証の取得は、すべての地域の顧客がそれぞれの持続可能性目標を達成できるよう支援するという、同部門の決意を示すものです。今回のISCC+認証取得は、アジア・パシフィック地域では初めてのことであり、現在韓国から供給されている製品グレードと同等の性能を持ち、CO2排出量の少ないバイオマスバランス(BMB)およびケムサイクル®製品を提供できることを実証するものです。

ISCC+認証製品は、繊維、包装、自動車、建築、白物家電など、ベースとなる化学品を扱う多くの産業に貢献しています。

アジピン酸とPA 6.6に適用される現在のBASFバイオマスバランスアプローチは、それぞれのPCFを少なくとも70%削減することが証明されています。BASFは、今後も製品ラインにおけるPCFのさらなる低減を目指し、2024年末にはアジア太平洋地域で生産されるアジピン酸、2027年にはPA6.6のCO2排出量がゼロになる見込みです。

温山拠点の認証と並行して、麗水市のBASF生産拠点もTDIとMDIの生産でISCC+認証を取得しました。TDIは自動車、航空、家具など多くの産業で使用される接着剤やフォームの製造に重要な中間体であり、MDIはポリウレタン、ポリアミドイミドまたはフォーム、断熱フォーム、接着剤に不可欠な原料です。

モノマー部門は、現在、主要な拠点と200以上の製品でRedCert2またはISCC+の認証を取得しています。今後数年間で、アジアでさらに多くの拠点が認証を取得することを目指し、この地域の顧客向けにバイオマスバランス認証製品のポートフォリオを拡充していく予定です。

https://www.pudaily.com/Home/NewsDetails/35518

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