AkzoNobel、パキスタンのCASE製造を拡大

AkzoNobel(オランダ)は、パキスタンの事業を拡大しました。同社は2月末、パキスタンの北東部に位置する主要産業拠点であるファイサラーバードのアッラーマ・イクバール産業都市に、塗料・塗装の一貫生産施設を新しく開設しました。AkzoNobelは、この製造施設に2,600万ユーロを投資しており、アムステルダムに本社を置く同社にとってパキスタンへの最大投資とみられています。10万平方メートル以上に広がる敷地内には、装飾用塗料、木工用仕上げ材、自動車・特殊塗料、帯塗装、保護塗料の製造施設があります。また、この投資により、約200人の雇用が創出されます。

新工場では、さまざまな用途向けのPU系塗料を生産します。同社は、AkzoNobelパキスタンは、長年にわたり、パキスタンにおける自動車(二輪および四輪)、産業施設、各種産業用途向けの幅広いアプリケーションに用いられる高品質なPU系二液型塗料を製造すると表明しています。この工場は、装飾用塗料をはじめ、建築、自動車補修用塗料、電子部品、家具、家電、スポーツ用品、建設、電力、インフラ、そして鉄鋼向けの帯塗装など、装飾塗料とB2Bセグメントにおける顧客の需要増に対応することを目指しています。

パキスタンでの塗料・塗装需要は今後も伸びると見込まれ、ラホール工場での将来的な生産能力拡張が不可能だったことから、AkzoNobelは中国パキスタン経済回廊(CPEC)にあるファイサラーバードの施設に製造拠点を移転しました。工場の設計は、将来的な生産量の拡大にも対応できるように考慮されています。

https://www.pudaily.com/Home/NewsDetails/46135

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