AkzoNobel(オランダ、アムステルダム)は、中国の蘇州工場で新たに自動化された生産ラインが稼動したことを発表しました。中国東部に位置する蘇州の施設は、2008年以来、海洋塗料と保護塗料を供給する極めて重要な拠点です。
今回のアップグレードにより、1日の生産能力はすでに40%以上向上しているます。これに続いて3つのラインを増設し、来年末までに全体の生産能力を倍増させる予定です。
世界の造船市場をリードする中国では、海洋・保護塗料に対する需要が高まっています。この需要には、特に高性能防汚塗料と風力発電ソリューションが含まれ、AkzoNobelのInternational、Intersleek、RELEST、Chartek製品が対応しています。
最近完了した工事は、既存の廃ガス処理、充填、粉砕システムの自動化を強化するものでした。その他にも、2025年までに再生可能な電力を100%使用するよう蘇州の事業転換を加速させ、2030年までにバリューチェーン全体で二酸化炭素排出量を半減させるという同社の目標に貢献することが計画されています。
AkzoNobelの製品が供給された最近のプロジェクトには、中国最大の風力発電所や同国初の国産大型クルーズ船などがあります。