2024年8月23日、特殊化学品メーカーのLANXESSは、ドイツのクレーフェルト=ウアーディンゲン拠点でのクロム酸化物顔料の生産を継続すると発表しました。これにより、当初計画されていた同事業の売却は中止されます。同工場には約50名が従事しており、クロム酸化物はセラミック、耐火材料の製造、そして各種の着色用途など、エネルギー集約型産業で使用されています。
LANXESSは、長期的な原材料の供給を確保するため、集中的かつ長期にわたる交渉を行い、その結果、価値連鎖全体にわたる改善の余地をさらに特定することができました。これにより、クロム酸化物事業における事業環境が改善され、操業を継続できる条件が整いました。特に、工場の従業員をグループ内に維持できることを非常に嬉しく思います。とコメントしました。
クロム酸化物顔料は特に耐熱性が高く、セラミック業界での釉薬やエナメルの着色、耐火レンガの製造に使用されています。また、クロム酸化物はさまざまな材料の着色にも利用されています。