Evonikは、高吸収性高分子事業部をICIG(International Chemical Investors Group)への売却し、無事に完了しました。
ICIGは、ドイツとアメリカにある5カ所の生産施設を引き継ぐ
約1,000名の従業員が2024年9月1日付で新しい職場へ
売却の収益はEvonikのグリーントランスフォーメーションへの投資に充当される
Evonikは、高吸収性高分子事業部をICIG(International Chemical Investors Group)に売却し、2024年8月31日に競争当局の承認を受けて取引が完了しました。高吸収性高分子は、おむつやその他の衛生用品に使用される吸収材である粉末ポリマーです。この部門は2023年に8億9200万ユーロの売上を計上し、約1,000名の従業員を抱えています。事業にはドイツの3カ所、アメリカの2カ所の拠点が含まれています。
この事業部は、Evonikが売却を進めている「パフォーマンスマテリアルズ」部門の3つのうちの2番目の売却が完了したものです。Lülsdorf(リュルスドルフ)拠点と関連事業(※こちらもICIGに売却)に続き、高吸収性高分子部門の売却が完了しましたが、残るのは元「パフォーマンスインターミディエーツ」事業部です。Evonikは、この事業部の売却プロセス開始に向け、市場状況を調査しています。
ICIGは、フランクフルト・アム・マイン(ドイツ)に本拠を置く経験豊富な化学投資家です。高吸収性高分子事業を加えたことで、同グループは世界50カ所以上の拠点で7,800名以上の従業員を擁し、年間売上高は40億ユーロを超えます。ICIGの監査役会長であるAchim Riemann博士は、「高吸収性高分子事業をICIGの新しいプラットフォームに加えることができ、全従業員を温かく歓迎いたします。この買収は、内外成長を通じた拡大方針の一環であり、今後もこの方針を進めていきます」と述べています。