DOWは2025年1月30日、10億ドル規模のコスト削減を実現するための重点的な施策を発表しました。この施策は、継続するマクロ経済の不確実性に対応し、長期的な成長戦略を支えるための積極的な対応と位置づけられています。
同社は、この取り組みにより短期的なキャッシュフローの補完と財務基盤の強化を図るとしています。
年間実行ベースでの主な削減内容:
- 5億〜7億ドルの直接コスト削減(主に外部サービスの調達費用や外注労働費の削減)
- 人件費の削減(世界全体で約1,500人の人員削減を含む)
これらの活動に関連する費用として、2025年第1四半期に2億5,000万~3億2,500万ドルの費用(主に退職金および関連給付費用)を計上する予定で、これに加えて、実施費用として2,000万〜3,000万ドルを都度費用処理する予定です。
DOWは、今回発表された対策の実施にあたって、各地域の関係者との協議および現地法令に準拠したプロセスを通じて進めていくとしています。