欧州議会および欧州理事会は、2024年12月19日、包装および包装廃棄物規則(EU)2025/40(PPWR)を正式に採択しました。この規則は2025年1月22日に正式に公布され、2025年2月11日に施行されました。
新たな規則の下では、食品接触材料におけるPFASの使用が全面的に禁止され、包装材料に対して厳格な再生材含有要件が課されます。
PPWRは、2040年に向けた主要な期限を明示しています。
2025年12月31日までの主な要件:
- リサイクル目標:
EU加盟国は、すべての包装廃棄物(重量ベース)に対して65%のリサイクル率を達成しなければなりません。個別目標は以下の通りです:
- 木材:25%
- アルミニウムまたはプラスチック:50%
- 鉄系金属またはガラス:70%
- 紙および段ボール:75%
- 木材:25%
- 物質報告義務:
加盟国は、包装材料の再使用またはリサイクルに悪影響を及ぼす物質について、欧州委員会および欧州化学品庁(ECHA)に報告しなければなりません。
- 基準年の調整:
加盟国は、一人当たり包装廃棄物の削減進捗を測定する際、2018年以外の基準年を選択することが可能です。
包装製造業者および輸入業者向けの技術要件
PPWR規則は、EUにおける一般的な包装に関して、製造業者および輸入業者に対して持続可能性およびリサイクル可能性の目標を確実に達成するための基本的な技術基準を定めています。
これらの要件に関するさらなる詳細情報は、今後の施行過程において順次発表される予定です。