Dowは、ドイツ・Bohlen拠点においてMura Technologyと共同で建設を計画していた年間12万トン規模の混合プラスチック廃棄物向け化学リサイクルプラント計画を中止したことを発表しました。
この決定は、Dowが7月に、欧州における構造的な課題を理由に、2027年第4四半期までにBohlenスチームクラッカーを恒久的に閉鎖することを発表したことに続くものです。リサイクル施設はクラッカーに原料を供給する予定だったため、閉鎖によりプロジェクトの実現可能性に疑問が生じました。
Dowは、Muraとともに欧州の供給ポートフォリオ拡大のための他の機会を引き続き模索するとともに、戦略的パートナーとともにプラスチック廃棄物の転換を進める取り組みに引き続き注力すると述べています。
Bohlenクラッカーは、年間56万5,000トンのエチレンと31万トンのプロピレンの公称生産能力を有しており、7月11日以降、ブタジエン抽出装置とともに停止しています。
