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m-PPE

modified Poly Phenylene Ehter / 変性ポリフェニレンエーテル

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概要


用途


比較


比重

1.08

熱的性質

100~

Tg(℃)

N/A

Tm(℃)

特徴

寸法安定性

難燃性

機械的バランス

耐熱性

耐水性

電気特性

耐酸、アルカリ性

耐油性

解説

2,6キシレノールの酸化カップリング重合により非晶質PPEを製造。この単体では射出成形に不向きであるため、他のプラスチックとのポリマーアロイを行なっている。
・PPE/PS系:m-PPEといえば、こちらが主流、耐熱性と難燃性、機械的特性のバランスが良好
・PPE/PA系:PPEをPAの耐熱有機フィラーとして使用、PAの寸法安定性、塗装性、低温衝撃性を向上
・PPE/PP系:PPEをPPの耐熱有機フィラーとして使用、PPの寸法安定性、耐熱性、耐衝撃性を向上

ポイント
  • PPE/PS系においては、全ての組成においてPPEとPSは完全相溶となり、ガラス転移温度(Tg)が1点となる。故にPPEとPSの混合比率によって耐熱性が異なる。また、臭素系・塩素系の難燃剤を使用せずに高度な難燃性を付与することが可能
  • 紫外線により黄変が起こりやすい
使われ方

EVバッテリーモジュール

採用理由

機械的物性バランス、電気絶縁性が良く、酸・アルカリ・湿度に強い、GF強化エンプラの中で低比重

出典 PressReleaseFinder

フェンダー(PPE/PA系)

採用理由

ボディ塗装ラインでボディと同じ塗装ができる(耐熱性、寸法安定性、耐衝撃性)板金より軽い(低比重)

出典 PressReleaseFinder

配管バルブ

採用理由

水による物性変化が少ない(耐水性・低吸水率)、水圧に耐える(クリープ破壊耐性)、世界各国の飲料水認証に準拠

出典 PressReleaseFinder