スーパーエンプラ非晶性

PAI

Poly Amide Imide / ポリアミドイミド

極限環境でも性能を維持する、スーパーエンプラ界屈指の実力派

比重

1.42

ガラス転移温度Tg (℃)

275℃

融点 Tm

N/A

特徴

超耐熱性耐衝撃性耐疲労特性耐摺動性低線膨張係数低クリープ耐薬品性成形性

解説

無水トリメリット酸とメチレンジフェニルイソシアネートの脱炭酸反応により得られる。PI(ポリイミド)の成形加工性を改善する為、アミド結合を主鎖に組み込んでいる。

ポイント

  • 非晶質でありながら、耐薬品性、耐摺動性を持ち、高い連続使用温度(約275℃)を持つ為、高温でも耐え得る摺動ギアなどに使用
  • 成形を容易にするために比較的低分子量で成形工程を行ない、成形部品の性能を高める為にポストキュア処理を行なう
  • 成形時の中断、及び成形サイクルが長くなりすぎると、シリンダー内で硬化が始まる恐れがある

用途と採用理由

ラビリンスシール

PAIは線膨張係数が小さく高温になっても寸法が狂わず、長く力がかかっても変形しにくい低クリープ性をもつ。腐食や摩擦・摩耗にも強いため、隙間の精度がそのまま性能になる非接触シール「ラビリンスシール」に適している。

出典  ソルベイスペシャルティポリマーズジャパン㈱

航空機エンジンシュラウド

PAIは連続使用約275℃という超耐熱性をもち、過酷な高温環境でも強度と寸法を保てる。金属に匹敵する性能をもちながら金属より軽いため、エンジン周りの覆い(シュラウド)を金属から置き換えて軽量化するのに使われる。

出典  ソルベイスペシャルティポリマーズジャパン㈱

航空機コネクタ

PAIは長期間の使用に耐える強靭性と高い耐熱性をもち、燃えにくい難燃性と電気を通さない絶縁性も備える。過酷な環境で安全性と信頼性が長く求められるため、航空機内の電気配線をつなぐコネクタの素材として使われる。

出典  ソルベイスペシャルティポリマーズジャパン㈱

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