エンプラ結晶性

PMP

Polymethylpentene / ポリメチルペンテン

軽く、透明で、熱にも強い個性派素材

比重

0.83

ガラス転移温度Tg (℃)

N/A

融点 Tm

220~

特徴

透明性低表面張力低誘電特性耐スチーム性耐薬品性塗装性難燃性難

解説

4-メチル-1-ペンテンを重合して得られるポリオレフィン。かさ高い側鎖の構造に起因して、多くのユニークな特性を有する。

ポイント

  • ポリオレフィン類の中では耐熱性に優れ、吸水率が極めて低いためスチーム滅菌が可能。
  • 結晶性でありながら、高い透明性を有する。
  • 密度が一般樹脂の中では最も小さく(0.83g/㎝3)、ガス透過に優れる。
  • フッ素樹脂並みの離型・防汚性(低表面張力)を示し薬品耐性に優れる。一方で接着・塗装は不向き。
  • 電気絶縁性に優れ、フッ素樹脂並みの誘電率を持つ。

用途と採用理由

中空糸(人工肺用途等)

PMPはガス透過性に優れ、糸の壁越しに酸素と二酸化炭素を効率よくやりとりできる。表面張力が低く血液などの汚れが付きにくいうえ薬品にも強いため、血液から二酸化炭素を除き酸素を加える人工肺の中空糸膜に適している。

出典 三井化学㈱

離型フィルム

PMPは薄いフィルムに成膜でき、樹脂を硬化させるキュア工程の高温にも耐える耐熱性をもつ。フッ素樹脂並みに表面張力が低く硬化後もきれいに剥がせるため、成形品から離れやすさが求められる離型フィルムに向く。

出典  三井化学㈱

アニマルケージ、理科学実験器等

中が見えること(透明性)、汚れがつきにくい(低表面張力)、耐熱性に優れる、スチーム滅菌ができる(耐スチーム性)

出典 三井化学㈱
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