生分解性プラ結晶性

PLA

Polylactic Acid / ポリ乳酸

再生可能資源から生まれ、環境配慮の象徴として広がるバイオプラスチック

比重

1.24

ガラス転移温度Tg (℃)

65℃

融点 Tm

160~

特徴

生分解性剛性射出成形性耐衝撃性

解説

サトウキビ、トウモロコシ、甜菜などから糖を抽出し、発酵させて乳酸を製造し、重合して高分子化する。自然界で微生物によって、最終的に水と二酸化炭素に分解される。

ポイント

  • 他の生分解性プラに比べ、分解性能が低く、コンポスト環境ではないとほとんど分解しない
  • PBATとのアロイ化によって剛性を調整し、農業用生分解マルチフィルムとしても活用
  • 結晶化しにくく、射出成形においては冷却温度を長くする必要有

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用途と採用理由

農業用マルチフィルム

PBATはLDPEに近い柔軟な物性でフィルム化しやすく、農地を覆うマルチフィルムに適する。使用後は鍬で土にすき込めば微生物が分解するため、回収・廃棄の手間を省け、農作業の負担と環境負荷の両方を軽減できる。

出典 https://www.basf.com/jp/ja/products/plastics-rubber/bioplastics.html

カトラリー

PLAは、サトウキビやトウモロコシ由来のバイオマス原料樹脂で石油資源に依存しない。使い捨てプラ規制への対応や持続可能な脱プラ素材として注目されている。

繊維

植物由来のバイオマス原料で作られ、生分解性を持つため衣料や不織布で環境配慮を訴求できる。天然繊維に近い風合いと光沢を備え、廃棄後は自然界で水と二酸化炭素に分解されるため、循環型の素材として活用される。

出典  三山㈱

この樹脂に詳しいエキスパート

城井 顕一

城井 顕一

Kenichi Joi

高分子基礎、樹脂技術・品質・法令などの領域で教育支援も担う技術ハブ人材。既存品では満たせない特殊スペックには、カスタム材料開発を主導。専門用語を平易に翻訳する技術広報の経験も持ち、バイオ材の発展のため選定支援を担う。得意分野は、化学繊維開発全般。

林 騏驊

林 騏驊

Qihua Lin

ポリマーグローバルアカウント事業部バイオプラスチックビジネスリーダー。 バイオプラスチックス選定・グローバル法規制対応・グローバル市場及び市況動向に関する知見に強み。官・学プロジェクトにも参画し、顧客製品設計段階から柔軟な取組提案が可能。

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