汎用プラ非晶性

PVC

Polyvinyl Chloride / 塩化ビニル

建築・電材分野で広く使われる実務系樹脂

比重

1.35-1.45

ガラス転移温度Tg (℃)

80℃

融点 Tm

N/A

特徴

耐薬品性耐水性可撓性難燃性耐候性電気絶縁性低温耐衝撃性耐熱性耐腐食性

解説

塩化ビニル(クロロエチレン)を重合して製造される。重合度の変更及び、可塑剤の添加により柔軟性を調節することでいろいろな用途に適用されている。
難燃性(自己消火性)や耐候性などの諸物性が良好なため、建材用途に多く使用される。

ポイント

  • 熱安定性が低く、熱分解すると金属腐食性の高い塩化水素ガスが発生するため、専用の設備を有し成形する。
  • 食品保存用ラップに使用される、PVDC(ポリ塩化ビニリデン)は名前は似ているがPVCとは異なる物質。

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用途と採用理由

壁用点検口枠

PVCは難燃性(自己消火性)が高く火が燃え広がりにくいため、壁内に設ける点検口の枠材に適する。可塑剤で柔軟性を持たせられしなやかに曲がって割れにくいので、施工時の取り回しや経年の衝撃にも耐えられる。

出典  フクビ化学工業㈱

電材・管工材クランプ

電気絶縁性に優れ、配管や配線を留めるクランプとして安全に使える。可撓性があり力を受けても割れにくく、耐候性も高いため屋外設置でも紫外線や雨で劣化しにくい。建材・電材まわりで長期間使える点が評価される。

出典  ㈱ニックス

浴室内パネル

耐薬品性・耐水性に優れ、洗剤や湿気にさらされても劣化や腐食が起こりにくい。水回り特有の過酷な環境でも長く清潔さと強度を保てるため、浴室の壁パネルなど住宅設備の内装材として広く採用されている。

出典  フクビ化学工業㈱

この樹脂に詳しいエキスパート

城井 顕一

城井 顕一

Kenichi Joi

高分子基礎、樹脂技術・品質・法令などの領域で教育支援も担う技術ハブ人材。既存品では満たせない特殊スペックには、カスタム材料開発を主導。専門用語を平易に翻訳する技術広報の経験も持ち、バイオ材の発展のため選定支援を担う。得意分野は、化学繊維開発全般。

林 騏驊

林 騏驊

Qihua Lin

ポリマーグローバルアカウント事業部バイオプラスチックビジネスリーダー。 バイオプラスチックス選定・グローバル法規制対応・グローバル市場及び市況動向に関する知見に強み。官・学プロジェクトにも参画し、顧客製品設計段階から柔軟な取組提案が可能。

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