エンプラ結晶性

POM

Polyoxymetylene, Polyacetal / ポリオキシメチレン、ポリアセタール

強度と摺動性を兼ね備えた、機械部品向けの実力派

比重

1.41

ガラス転移温度Tg (℃)

-50℃

融点 Tm

180℃

特徴

摺動特性耐薬品性成形寸法精度低吸水率耐候性難燃性難着色性

解説

「POM」とも「ポリアセタール」とも呼ばれるが、POMは「Polyoxymetylene」の略。
・ホモポリマー:ホルムアルデヒドをモノマーとして付加重合、実使用上限温度85℃位
・コポリマー:トリオキサンに少量のエチレンオキサイドを加えて開環重合、実使用上限温度105℃位

ポイント

  • 高結晶化・低吸水率・成形寸法精度良好、更に耐摩耗性・摺動性が良いので、ギア、軸受け等に使用される
  • 酸素指数が小さく、プラスチックの中で燃えやすい種類の一つ、燃えるとホルマリン臭

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用途と採用理由

ギア

POMは硬くて滑りがよく、かみ合う歯どうしがこすれても摩耗しにくい摺動特性をもつ。吸水しても変形せず寸法精度を保て、欠けにくい強靭性も備えるため、回転を正確に伝え続ける必要のある歯車(ギア)に適している。

軸受け

POMは表面が滑らかで摩擦が小さく、軸が回り続けても摩耗しにくい。低吸水率で寸法が狂わず、油にも強いため給油なしでも使える。欠けにくい強靭性も備え、軸を支えながら滑らかに回す軸受け(ベアリング)に向く。

フューエルポンプモジュール

POMはガソリンなどの燃料に侵されにくい耐薬品性と、燃料を透過させにくい性質をもつ。寸法精度が高く燃料漏れを防げるうえ、金属より軽く軽量化にも貢献するため、燃料を送るフューエルポンプモジュールに使われる。

この樹脂に詳しいエキスパート

城井 顕一

城井 顕一

Kenichi Joi

高分子基礎、樹脂技術・品質・法令などの領域で教育支援も担う技術ハブ人材。既存品では満たせない特殊スペックには、カスタム材料開発を主導。専門用語を平易に翻訳する技術広報の経験も持ち、バイオ材の発展のため選定支援を担う。得意分野は、化学繊維開発全般。

林 騏驊

林 騏驊

Qihua Lin

ポリマーグローバルアカウント事業部バイオプラスチックビジネスリーダー。 バイオプラスチックス選定・グローバル法規制対応・グローバル市場及び市況動向に関する知見に強み。官・学プロジェクトにも参画し、顧客製品設計段階から柔軟な取組提案が可能。

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