スーパーエンプラ結晶性

PPS

Poly Phenylene Sulfide / ポリフェニレンサルファイド

自動車・電装・産業機器で選ばれ続ける実力派

比重

1.66 (GF40%)

ガラス転移温度Tg (℃)

90℃

融点 Tm

280℃

特徴

超耐熱性機械特性耐薬品性低吸水率寸法精度電気絶縁性難燃性耐衝撃性

解説

ベンゼン環に硫黄が結合して連なった重合体で、パラジクロルベンゼンと硫化ナトリウムの重縮合で生成される。流動性の良い材料であり、フィラー強化し易く、ガラス繊維を40%を配合したものが標準的。

ポイント

  • 非強化品は、衝撃に弱く割れやすい為、ガラス繊維等のフィラーで補強されたグレードが多い
  • フィラー強化品は機械的物性が高く、耐薬品性、耐熱性、難燃性を合わせ持つ
  • 硫黄を主鎖に含んでいるため、高温成形においては、腐食性のガスを生じる可能性有

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用途と採用理由

コネクションリング

PPSは電気を通さない高い絶縁性と高体積抵抗率をもち、温度の上下が激しいヒートサイクル下でも衝撃や繰り返し疲労に耐える。過酷な電気環境で安定して使えるため、電流をつなぐコネクションリングの素材に適している。

出典 PressReleaseFinder

温水対応配管継ぎ手

PPSは熱水に触れても劣化しない耐加水分解性をもち、急な水圧変動(ウォーターハンマー)の衝撃にも耐える。剛性が高く水を吸わないため寸法も狂わず、高温の湯が流れる温水配管の継ぎ手の素材として使われる。

出典 ㈱ニックス

48ボルト・インバーターモジュール

PPSは熱膨張係数が銅に近く、銅と一体成形(インサート成形)しても温度変化で割れにくい。急な温度変化に耐える耐熱衝撃性をもち吸水率も実質ゼロのため、電流を変換するEV用インバーターモジュールに使われる。

出典 PressReleaseFinder

この樹脂に詳しいエキスパート

城井 顕一

城井 顕一

Kenichi Joi

高分子基礎、樹脂技術・品質・法令などの領域で教育支援も担う技術ハブ人材。既存品では満たせない特殊スペックには、カスタム材料開発を主導。専門用語を平易に翻訳する技術広報の経験も持ち、バイオ材の発展のため選定支援を担う。得意分野は、化学繊維開発全般。

林 騏驊

林 騏驊

Qihua Lin

ポリマーグローバルアカウント事業部バイオプラスチックビジネスリーダー。 バイオプラスチックス選定・グローバル法規制対応・グローバル市場及び市況動向に関する知見に強み。官・学プロジェクトにも参画し、顧客製品設計段階から柔軟な取組提案が可能。

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